ミャンマーにおける技能実習生制度の仕組み


近年ミャンマー人技能実習生においては、悪質なブローカーによる誘導や、送り出し機関・受け入れ機関双方の不正行為などを原因とした逃亡・失踪ケースが増えており、その対策も兼ねて、ミャンマー側ではミャンマー労働省とミャンマー海外労働者派遣協会(MOEAF)が、日本側では日本ミャンマー協会(JMA)が事前審査を行っており、具体的な流れとしては以下のようになっております。

ミャンマーにおける技能実習制度の流れ―送り出し要請から実習生との雇用契約まで-(団体監理型)

① 送り出しを希望する企業と監理団体で組合加入契約を結び、監理団体と送り出し機関で協定書を結びます。

②・③ 受け入れ企業が監理団体へ受け入れ希望を出し、監理団体は送り出し機関に送り出し要請書(Demand Letter)と必要書類を送付します。

④ 送り出し機関は、監理団体からの書類をもとに、ミャンマー労働省とMOEAFへ申請をします。

⑤ ミャンマー労働省から在日ミャンマー大使館へ要請書の確認依頼を出します。

⑥ 在日ミャンマー大使館は、日本ミャンマー協会に要請書の確認依頼を出し、監理団体に確認依頼書を日本ミャンマー協会に提出するよう連絡します。

⑦・⑧ 監理団体が確認依頼書を日本ミャンマー協会に提出し、日本ミャンマー協会が確認作業を行います。

⑨・⑩ 日本ミャンマー協会から在日ミャンマー大使館へ確認結果通知が届き、ミャンマー労働省に通知が来ます。

⑪ 確認結果で許可が下りれば、ミャンマー労働省から送り出し機関へ許可を出します。

⑫ 送り出し機関が技能実習候補生の募集開始し、一次面接を行います。
※JEMPの場合は、一次面接に合格した候補生に始めに日本語講習を約3か月間実施し、N5を取得してもらい、N5を取得した生徒を受け入れ機関の方々に面接していただくこととしています。

⑬ 監理団体や受け入れ企業による面接を実施し、受け入れる実習生を決定します。

⑭ 受け入れる実習生が決定した後、実習生と受け入れ企業で雇用契約を結びます。

 

 

ミャンマーにおける技能実習制度の流れ―保証人との契約から送り出しまで-(団体監理型)

 ⑮ 実習生本人だけでなく、保証人と送り出し機関の間で契約を結びます。

⑯ 送り出し機関が必要な事前講習を実施します。

⑰・⑱ 送り出し機関が、在留資格認定証明書(COE)申請のための書類を作成し、監理団体へ送付します。

⑲ 監理団体が入管局あるいはJITCOへCOEの申請を行います。

⑳・㉑ 入管局からCOEが発行され、送り出し機関に送付されます。

㉒・㉓ COEを取得後、ミャンマーでは「スマートカード」と呼ばれる海外労働者証明書をミャンマー労働省に発行してもらうよう申請します。スマートカードは申請したその日のうちに発行してもらうことが出来ます。

㉔・㉕ スマートカードを取得後、日本大使館へビザを申請し、取得します。

㉖ ビザを取得後、航空券を手配し、日本へ送り出しとなります。

 

以上がミャンマーにおける技能実習制度の流れです。
特徴的なものは、日本ミャンマー協会が事前に要請書の確認を行うという点、実習生1人1人にスマートカードという海外労働者証明書が発行されるという点です。
実習生の逃亡・失踪問題に関しましては、こちらのページにも載せておりますので、ご参照ください。